空き家の見学
最初は、たまたま見つけた空き家の見学からでした。
古い母屋と土蔵。正直、最初に見た時は「これはすごいな…」という感じで、ボロボロな部分も多かったです。でも、不思議と“ここで何かをやりたい”という感覚だけは強く残りました。
特に蔵は、暗くて静かで、時間が止まったような空気がありました。
最初は協力隊のミッションにもあるように「宿かな?」なんて話もしていましたが、少しずつイメージしていく中で、「ここはごはんを食べる場所の方が合うかもしれない」と思うようになりました。
そこから、“食堂”の構想が少しずつ動き始めました。
最初は、自分たちだけで考えていましたが、気づけばまわりにいろんな人が関わってくれるようになりました。
厨房の相談を聞いてくれるシェフ、DIYを手伝うよと言ってくれる友人、工務店さん、不動産屋さん、銀行の担当さん。
一つひとつ、現実の話が増えていって、「夢」だったものが、少しずつ「計画」に変わっていく感じがしています。





今は、融資や契約、工事費の調整など、かなり現実的なフェーズに入ってきました。
見積もりが想像以上に上がって焦ったり、「これは自分たちでやろう」とDIY前提に切り替えたり、予算とのにらめっこをしながら進めています。
でも、その中で見えてきたこともあります。
この食堂は、たぶん“すごい料理の店”ではありません。
もちろん料理は大事ですが、それ以上に、「人」と「空気」の店になる気がしています。
調理担当は私の妻です。接客は昔から評判が良くて、「あなたに会いにまた来るね」と言ってもらったこともあるそうです。
自分はというと、接客中に人見知りを発揮して愛想よく立ち回るタイプではないので(笑)、たまにコーヒーを淹れたり、DIYしたり、裏でごそごそしている“レアキャラ”くらいがちょうど良い気がしています。
まだ完成はしていませんし、むしろこれからが本番です。
でも、空き家見学から始まったこの流れが、少しずつ“食堂”という形になってきている気がしています。


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